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2018 年に配偶者控除で変わること・変わらないこと。節税できる方法は?

ケイタは妻と 2 人暮らし。将来は子どもも欲しいと考えているので、妻も週に 3 日ほど事務の仕事をして家計を支えている。そんな中、配偶者控除の制度が 2018 年から変更になると聞き、お金に詳しい職場の後輩・マリに聞いてみることにした。

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ケイタ
マリさん、配偶者控除の制度が 2018 年から変わるんだって?

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マリ
ああ、ケイタ先輩。そうですよ、厳密には「配偶者控除」と「配偶者特別控除」が見直しになります。

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ケイタ
どっちがどっちなんだか、よく分からないんだけど!

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マリ
そんなに難しい話じゃないので大丈夫ですよ(笑)。
配偶者控除って、どんな仕組みなのかはご存知ですか?

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ケイタ
えっと、要は妻を養っている夫の税負担を軽くする制度だったかと。

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マリ
そうですね。もちろん主な稼ぎ手が妻で夫を養っている場合も、適用されます。

つまり、配偶者の所得が一定要件以下の場合に、主な稼ぎ手側の所得から一定額を控除(所得控除)できる税制優遇制度のことですね。

先輩の奥様は働かれてるんでしたっけ?

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ケイタ
うん。

いつも年末になると、収入が 103 万円を超えると僕の税負担が上がるからという理由で、仕事を減らしているみたいだよ。

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マリ
2018 年からは、

・その「103 万円の壁」が「150 万円の壁」になる
・先輩の収入によって控除額が変わる

というのが、大きな変更点になります。

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ケイタ
なるほど、その二つだけか。

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マリ
ざっくり表にするとこんな形ですね


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マリ
主たる家計支持者の収入が1,120万円以下で、かつ配偶者の収入が150万円なら今までのまま38万円の控除を受けることができます。

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ケイタ
なるほど、なるほど。
残念ながら、僕はまだ 1,120 万円以上は稼いでないから(笑)、そうすると奥さんは年間 150 万円までなら働いたほうが得なんだね!

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マリ
そう言いたいところなんですが、そうとも限らないんですよ。

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ケイタ
えっ、まだ何か考えておかなきゃいけないことがあるの?

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マリ
配偶者控除の制度自体には、これ以上、考慮すべき点はありません。

しかし、「ケイタ先輩の家庭にとって、奥様がどれだけ働くのが最も得になるのか?」というのは、それ以外の「社会保険の被扶養者要件」なども考慮する必要があるんです。

例えば年収 130 万円未満であれば、本人が社会保険に加入する必要はありません。しかし、それを超えると健康保険、厚生年金保険や雇用保険などを負担する必要があります。年収 130 万円だと、それらの合計は概算で約 19 万円弱ですね。


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ケイタ
なんと、けっこう大きい金額だな……。

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マリ
しかし一方で、社会保険に入っておけば老後に受け取る年金が国民年金よりも増えますし、支払った社会保険料は所得から控除されるため、納付するべき所得税や住民税が減る側面もあります。なので手取りが減るからといって一概にネガティブにとらえる必要はありません。

”あくまで考え方の一つ” ではありますが、それらを考慮した上で、150 万円の上限まで奥さんに働いてもらうというのもありだと思います。

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ケイタ
なるほど、確かにそういう捉え方もありそうだ。

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マリ
実は、配偶者控除自体を廃止しようという案も検討に上がっていました。結論としては見送りとなりましたが、今後もこの制度には変更が加わる可能性があります。

ですので、「あくまで一時的に現状のルールになっているんだ」くらいに捉えておいた方が、よいかも知れません。いずれにしろ今後、少子高齢化が進むに連れて、税負担は増えていくでしょうしね。

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ケイタ
なるほどねー、分かりました。
税負担が気にならないくらい、頑張って稼ぎます!

公開時間2017/12/26 21:37
知ってそうで知らないお金の話

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